「就労移行支援はひどい場所なの?」
「利用に向いている人はどんな人?」
「自分に合う就労移行支援の選び方はある?」
そんな疑問を抱えていませんか?
就労移行支援は、障害や難病のある方が一般就労を目指すための支援を受けられる機関ですが、「通ったのに就職できなかった」「期待したサポートが受けられなかった」などの理由でネット上では「ひどい」という言葉も見かけることがあります。
今回の記事では、以下のことをご紹介します。
- なぜ就労移行支援はひどいと言われるのか
- 就労移行支援事業所を途中でやめたり変更するには
- 就労移行支援が向いている人・向かない人
- 自分に合う就労移行支援事業所の選び方
結論として、自分に合う職場や企業と出会って一般就労を目指すには、以下の方法で就職までの支援を受けることが大切です。

記事の最後に、お勧めの就労移行支援や転職サイト・エージェントも紹介するよ。
この記事を最後まで読むことで、自分に合う就労移行支援の選び方を知っていただけると幸いです。
なぜ就労移行支援はひどいと言われるのか


就労移行支援とは、障害や難病を抱える方などが一般就労(一般企業などと雇用契約を結び働くこと)を目指すための支援を受けることができる福祉機関の一つです。
そんな就労移行支援がなぜ「ひどい」と言われることがあるのか、まずはご紹介していきます。
- 事業所によっては最低在籍期間がある
- なかなか就職させてもらえない
- 金儲けしか考えていないと思われている
- 就労移行支援の利用期間中は収入がない
- 支援員や事業所環境との相性がよくなかった
- 2年間の利用期限がある
- 支援員の質が低いことがある
- 質の低いカリキュラム内容であることがある
- 就職支援実績が低い事業所がある
- 利用期間内に全員が就職できるとは限らない



いろんな理由があるので、詳しく紹介していくよ。
①事業所によっては最低在籍期間がある
厚生労働省のデータによると、令和2年10月の時点では、日本全国に就労移行支援事業所は3,301か所あります。



すごい数の事業所があるんだね!
しかし、その事業所によっては、「必ずこれだけの期間は利用してくださいね」という最低在籍期間が決められているところもあるようです。



就労移行支援は利用人数や利用日数によって報酬が変わると言う仕組みがあるから、
できるだけ利用人数や利用日数を稼ぐために、このような期間を強要するといった事業所もあるのかもしれないね。



私が通所している事業所ではそんなことはないかな。
個々の体調や職業スキルの状況、自分に合う企業と出会いのタイミングによって就職までにかかる期間はみんな違うけれどね。
ちなみに、
就労移行支援は、基本的には利用開始後にすぐに就職活動に入る方はおわれません。
就職活動だけの支援ではなく、体調を整えて週5日の通所を目指して働くための体力をつける、就職に必要な職業スキルを身に付けるなどしてから就職活動の段階に移行していくからです。
2020年(令和2年)に厚生労働省が公表した資料によれば、2017年(平成29年)度の就労移行支援の利用者の平均利用月数は 15.9ヶ月となっています。


引用:就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について≪論点等≫
参考:平成30年度障害者総合福祉推進事業就労移行支援事業所における効果的な支援と就労定着支援の実施及び課題にかかわる調査研究



年齢や障害などの状態にもよるけれど、私の通所している就労移行支援事業所でも、早い人は半年前後、多くは1年前後から1年半程度で就職が決まって卒業していかれるよ。
体調が整って安定して通所が出来ている・職業スキルもある程度習得できているなどで、半年で就職できる状態の方に、報酬などの事業所の都合でなかなか就職活動をさせないようなことをする事業所があるとしたら問題ですが、
就労移行支援の支援内容や就職までの流れを知っていれば、個々の現状に応じて「就職までに半年前後から2年間まで」の期間をかけて就職を目指す場所であることは理解いただけるのではないでしょうか。



最低在籍期間をどれくらいの期間で設けているのかが問題だよね。



就労移行支援は、そもそもは時間をある程度かけて就職を目指す場所だからね。
②なかなか就職させてもらえない
就労移行支援事業所の中には、卒業(就職)を見送られる、引き止められるという経験をされた方も中にはいるようです。



安定して通所出来る・職業スキルもある程度身に付いているなどで就職活動に入る準備ができているのに、就職を引き留められるとひどい事業所だと感じてしまうよね。
こういった場合には、事業所が報酬目的に利用者の通所期間を引き延ばそうとしているといったよくないケースもあるかもしれませんので、その場合は問題です。
しかし、利用者本人にとっては「就職準備が出来ている」と思っていても、障害者雇用などの現状やその企業の雇用現状を知る社会経験豊富な支援員からすると「職業スキルは身に付いたが、まだ社会人としてのマナーが習得できていない」「就職するにはまだ難しい」と判断されている故のこともあります。
利用者自身が就職意欲があり行動しようとすることはよいことですので、本人と支援員との間で行き違いがあるようでしたら、支援員に就職までの道筋をわかりやすく説明してもらうとよいでしょう。



就労移行支援を利用すると、一人一人に対して「個別支援計画」を作成して就職までの道筋を作っているはずだよ。



そうそう。
私の通所している事業所でも、3か月に1回は目標を立て直すし、1か月ごとに進捗の確認をしているよ。
「個別支援計画」があることで、自分がどの段階にいるかわかるようになっているよ。
③金儲けしか考えていないと思われている
日本各地に約3,000か所ある就労移行支援事業所の中には、「お金儲けしか考えていない」グレーな運営を行う事業所が一部あることも否定できません。



事業所の中には報酬目的のために、無理な在籍の強要や既に就職できる方を引き止めるといった行動をしている場合もあるみたいだからね。



そういった事業所をたまたま利用してしまった場合は、就労移行支援は「ひどい」場所だと思ってしまうよね。
就労移行支援は、障害者総合支援法という法律に基づき運営されており、国や自治体の監視下のもと支援が行われます。
そのため、明確な違反をしている事業所は、就労移行支援の指定取り消し処分を行っていることを厚生労働省では公開しています。
その中には、不正受給や虐待などといった違反行為などだけでなく、無理な在籍の強要などのグレーな運営を行っている事業所があるのではないか?と感じる方もおられるかもしれません。
④就労移行支援の利用期間中は収入がない
就労移行支援を利用している間は、失業状態である上、原則としてアルバイトをして収入を得ることは出来ません。



就労移行支援は、自分一人では就職が難しい方が利用する場所だからね。



アルバイトで採用される・働ける時点で、「就職出来る」と解釈されるからだよね。
一般就労を目指して活動している就労移行支援中は、原則として働くことができないため、就職できるまでの期間の生活費の目途が立っていない方には利用が難しい機関です。
そのため、「お金の余裕がない人には利用が厳しいなんてひどい」と思われる方もおられます。



私は、離職後すぐに就労移行支援を利用したので、前職での失業保険の受給と貯金を生活費に充てながら、就労移行支援を利用しているよ。



そうだね。卒業までの期間の生活をどうするかを考えて利用することが必要だね。



利用者の中には実家暮らしで、引き続き就職までの生活の援助をお願いして就労移行支援を利用している人もおられるよ。
就労移行支援中の生活費の賄い方(制度など)については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、是非参考にしてください。




⑤支援員や事業所環境との相性がよくなかった
利用する就労移行支援に自分の嫌いなスタッフがいる、相性が合わないスタッフがいるという場合には、職業スキルの習得や就職相談などが思うように進まず、「ひどい」と感じることもあります。
また、事業所の環境や雰囲気は事業所ごとに違いますので、合わない事業所を利用してしまった場合も、就労移行支援事業所に対して否定的な思いを感じるでしょう。



福祉の場といっても、人と人なので相性の問題も少なからずあるし、中には障害への知識や理解が低い支援員がいる事業所もあるからね。



私の通所している事業所は、福祉関係の資格や受け持つカリキュラムに必要な経験がある支援員ばかりだけど、そもそも、就労移行支援事業所は、特別な資格がなくても働くことができる場所ではあるんだよね。
就労移行支援事業所を選ぶ場合は、ホームページなどで専門的な資格を持っている職員が多く配置されている事業所を選ぶことや、実際に事業所で相談や見学したり体験利用をしたりして自分に合うかを選ぶことが大切です。



私は、事業所を決める際は、ローカルや大手を含めて気になる5つの事業所を見学したよ。その中で気になる事業所ではカリキュラムの数日体験をさせてもらって、今の事業所に決めたよ。



いいね。
事業所は本当に沢山あるので、
日本各地に事業所がある【LITALICOワークス】、一人ひとりが「はたらく未来」を実現するための【ミラトレ】はもちろん、WebデザインやITスキルが身に就く【atGPジョブトレIT・Web】、AIやデータサイエンスが学べる【Neuro Dive】など専門の職業スキルが身に就く事業所もあるから、就職支援実績を確認することはもちろん、施設見学したりしていろいろ知った上で選ぶといいね。
⑥2年間の利用期限がある
就労移行支援には、原則2年間という利用期限があります。
つまり、利用される方はこの期間内に、就職を目指さなくてはなりません。



障害やこれまで長く引きこもりだった方など個々の状況によっては、「期間が短すぎる、2年しか利用できないのはひどい…」と感じてしまうかもしれないね。



これまで就労経験が無い方にとっては、生活リズムを整える・働く体力をつける・職業スキルの習得・社会人としてのマナーの習得・実際の就職活動を2年でしていかないといけないからね。


⑦支援員の質が低いことがある
就労移行支援事業所は、支援員にとっては特別な資格がなくても働くことができる場所ではあります。
そのため、専門の資格がない・支援経験が浅いといった質の低い支援員にサポートされたことで、障害を理解した上での就職支援といった就労移行支援へ期待が裏切られたように感じた方もおられるかもしれません。



就労移行支援は、身体・知的・発達・精神障害といったなんらかの障害を抱えた方や難病をもつ方が利用しているので、経験があっても個々の状況を理解しての支援は難しい面もある職業であるとも言えるんだけどね。



支援体制のよい事業所を選ぶには、ホームページなどでどんな資格・経験のある支援員がサポートしてくれるかなどを調べたり、実際に就職相談や事業所の体験利用をしてから決めることが大事だね。
⑧質の低いカリキュラム内容であることがある
就労経験がある方やある程度職業スキルがある、働く為の社会性がある程度身に付いている方にとっては、就労移行支援で行われるカリキュラム内容があまりにも簡単で質が低いように感じることがあります。



私も社会経験があるので、当然知っているような社会人としてのマナーなどを習った時や、1つの授業で進むペースがゆっくりなときには、自分には合わないように感じたよ。



そうだね。
就労移行支援のカリキュラムは、利用している誰でもが理解できるような内容やペースで行われるようになっているからね。
経験があったりすでに知っている内容ばかりが続くと、質が低いように感じるよね。
ただし、就労移行支援事業所では、組まれているカリキュラムをみんなが必ず受講しないといけないわけではありません。
一度受講してすでに身に付いていることが分かったものや、何度か受講して再度受講の必要がないと支援員も判断してくれた場合は、相談すれば個人の自習の時間にすることで個人個人の学習を進めることができる事業所もあると思いますので、是非相談して利用中の時間を有意義に活用していきましょう。
⑨就職支援実績が低い事業所がある
日本全国にある約3,000か所の就労移行支援事業の就職率や職場定着率といった就職支援実績は事業所ごとに違います。
そのため、就職支援実績が低い事業所を選択してしまった場合は、思うような就職支援が受けられず不満を感じてしまうこともあります。



令和5年度の全国平均では、就労移行支援から一般就労への移行は58.8%で、他の支援機関よりも高くなっているよ。





障害者雇用で一般企業に就職するように、一般就労のための就職支援を受けたいのであれば、就労移行支援に通所することが1つのポイントなんだね。



そうだね。
ただし、あくまで全国平均なので、就職支援実績が低い事業所もあれば高い事業所もあるよ。



就職支援実績を確認してから利用を決めることが大切だよね。
ちなみに、
【ミラトレ】は、就職率85%・職場定着率90%(就職後半年後の定着率)、
【Neuro Dive】では、ITに関わる職種への就職率が80%以上、就職後の職場定着率95%以上 (就職半年以上の定着率)だよね。



そうだね。
就職支援実績は、ホームページに掲載されていたり、見学にいった際の説明で紹介してくれるよ。
逆に、掲載などがない場合は注意が必要だね。
就職するためには、自分自身が就職活動に積極的に取り組むことが必要ですが、支援機関の支援実績にも就職が左右される可能性があることも知っておきましょう。
⑩利用期間内に全員が就職できるとは限らない
上記で、一般就労を目指す場合は、就労移行支援を利用することが他の支援機関よりも就職の可能性を高めてくれるデータをご紹介しました。
しかし、就職支援実績は事業所によって異なりますので、利用を決める際には就職支援や職場定着支援といった支援実績がきちんとある事業所を選ぶことが大切です。
また、就労移行支援を利用すると個別の就職支援を受けることができるとはいえ、就職活動をするのはあくまでも利用者本人です。
就労移行支援の利用を開始したけれど、体調が整わずあまり通所できずに利用期間の終了が迫ってきた、職業スキルなどを身に付けるほど通えなかったので就職活動の段階まで進めなかったなどの場合は、一般就労できずに利用期間を終了してしまうこともあります。



この他、障害者雇用求人での場合は、一般に比べて職種の幅が狭いこともあるので、自分に合う職場や企業との出会いに時間がかかる場合がることも知っておこう。



「就労移行支援を利用したら必ず就職できる」ということではないことには注意が必要だね。




障害者向け転職サイト・エージェント
- 身体・精神障害者の年収UPは【ランスタッド】
*身体障害は全国、精神障害は東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪の対応 - 20~30代の一都三県と大阪の就職は【障害者雇用バンク】
- 身体・精神・知的障害を幅広くサポート【dodaチャレンジ】
- 細やかな情報掲載と全国求人の【atGP】
就労移行支援事業所
- 各地に事業所展開【LITALICOワークス】
- 500種類以上のプログラム【Cocorport】
- 働く未来をあきらめない【ミラトレ】
- 発達障害専門トレーニング【atGPジョブトレ発達障害コース】
- WebデザインやITスキル【atGPジョブトレIT・Web】
- AIやデータサイエンス【Neuro Dive】
*日本全国に事業所がないものもありますので、ご自身の地域にあるかはご確認ください。
就労移行支援事業所を途中でやめたり変更するには


ここまで、就労移行支援が「ひどい」と言われることがる理由をご紹介してきましたが、
就労移行支援を利用していて、「これ以上いても意味がない」「この事業所はひどい事業所だ」など、自分には合っていないと感じた場合、基本的には就労移行支援事業所の変更が可能です。
※自治体によっては、理由によっては変更が認められない自治体があります。



一般就労を目指す気持ちがあるのであれば、事業所の変更をしよう。
事業所の変更については、通っている就労移行支援事業所に確認するか、移行先の事業所に相談する、または、お住まいの市区町村の福祉窓口に確認しましょう。



まず現在利用している職員に辞めたい旨を伝えよう。退所のための手続き方法を教えてくれるよ。
退所時には受給者証が必要になりますので、最終日には持参するようにしましょう。
利用していた事業所を退所できたら、次に利用したい事業所へ行き、利用のための契約を行うことで事業所を移ることができます。



次の事業所を選ぶ際は、就職支援実績がしっかりとある事を確認したり、自分の身に着けたいスキルなどの目的を合うか、事業所の人や環境が合うかを確認してから選んでね。
就労移行支援が向いている人・向かない人


ちなみに、就労移行支援の利用については、先にふれた「生活費の確保が出来る人」などのように利用が向いている人と、向いてない人がおられます。



就労移行支援の利用が「向いている人」は以下のような人だよ。
- 利用中の生活費の確保が出来ている
- 時間をかけて職業スキルなどを身につけたい
- 就職や転職を繰り返している
- 一人では就職活動がうまくいかない
- 働いた経験がなく就職できるか不安
- 就職後の職場定着支援も受けたい



そして、利用が「向いてない人」は以下のような人だよ。
- 利用中の生活費の目途が立たない人
- 健康状態が悪く体調が安定していない人
- すぐに就職したい人
- 一人でも就職ができそうな人
- 専門スキルだけ身に着けたい人
- 求人紹介だけ受けたい人
- 一般就労への就職意欲がない人



まず第一に、自分が就労移行支援のサービスに向いているタイプかを知ってから、利用を検討するのが大切だね。



そうだね。
例えば、就職だけを支援して欲しいのであれば、ハローワークや障害者向けの転職エージェントを利用してすぐ就職活動した方がいいからね。



そうだよね。
転職エージェントについては、障害の種類(身体・精神・知的)も幅広くサポートしている【dodaチャレンジ】や細やかな求人掲載が魅力のアットジーピー【atGP】などを利用することができるよね。
この2つは全国の求人を扱っているよね。



いいね。
身体障害や精神障害の方が年収UPを目指すなら、【ランスタッド】があるよ!
*身体障害は全国、精神障害は東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪の対応
20代から50代まで幅広く対応し、利用者の約60%が、転職後の年収は300万円以上だよ。
*2018年 全国平均



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*対象:45歳までの方。
*障害者向け転職エージェントは障害者手帳を取得している方が利用可能です。
就労移行支援の利用が「向いている人」、「向かない人」については、以下の記事で詳しくご紹介していますので是非参考にしてください。




自分に合う就労移行支援事業所の選び方


では最後に、自分自身に合う就労移行支援事業所の選び方をご紹介します。
- 障害の自己理解を深めておく
- 複数の事業所に入所前に見学に行く
- 就職支援実績を確認する
- 役所やハローワークから紹介してもらう
- 事業所のHPをみたり口コミも確認する



詳しく紹介していくよ。
①障害の自己理解を深めておく
障害があることで、「○○は出来るけれど△△は出来ない」「◇◇の職業に就きたいので□□の職業スキルを身に着けたい」など、自分自身の理解と就職での希望や目標が明確になっていると、自分に合う就労移行支援事業所を選択しやすくなります。



私は事務職での就職を目指しているので、ExcelやWordなどのパソコンスキルのカリキュラムが多く事務職への就職実績が高い事業所を選択したよ。



いいね。
働く上では、社会的なマナーやコミュニケーションスキルも必要になるので、そういったカリキュラムも組み込まれているところを選ぶといいね。


②複数の事業所に入所前に見学に行く



私は、地域にある事業所や大手企業が運営している事業所など5つくらいの事業所に見学に行き、気になった事業所は数日間の体験入学をさせてもらったよ。



いいね。
事業所は、環境・設備・人などが個々に違うので、見学はもちろん、実際に数日の利用体験をしてから、自分に合う事業所かどうかの判断をすることが大切だよね。



そうそう。
ほんとうに事業所によって違うよね。
日本各地に事業所がある【LITALICOワークス】、一人ひとりが「はたらく未来」を実現するための【ミラトレ】はもちろん、WebデザインやITスキルが身に就く【atGPジョブトレIT・Web】、AIやデータサイエンスが学べる【Neuro Dive】など専門の職業スキルが身に就く事業所もあるから、施設見学したりしていろいろ知った上で選ぼう。
③就職支援実績を確認する



見学して「なんとなく穏やかな雰囲気はよかった」で決めてしまうと、実は実績がなかったなんてことになりかねないからね。



私は5つの事業所を見学してから今の事業所にきめたけれど、その中には就職支援実績がまだなかったり、見学時には教えてもらえなかったところもあったよ。



そうだね。
ちなみに、大きいグループで運営している事業所では、グループ全体の実績を提示しているよ。支援員などによって就職実績は左右されるので、その事業所での就職実績があるかも確認してみてね。



たとえば、
【ミラトレ】は、就職率85%・職場定着率90%(就職後半年後の定着率)、
【Neuro Dive】では、ITに関わる職種への就職率が80%以上、就職後の職場定着率95%以上 (就職半年以上の定着率)だよね。
④役所やハローワークから紹介してもらう
就労移行支援事業所は、インターネットを使用すれば、「自分の住んでいる地域 + 就労移行支援」で検索することができます。
その中からホームページの内容を確認して見学などの申し込みをしてもよいのですが、本当に多くの事業所がありますので、役所やハローワークにも紹介してもらってピックアップしていくこともしてみてください。



ハローワークや地域の福祉課などには、資料の場所によく就労移行支援のパンフレットがおいてあるよね。



そうそう。
就労移行支援を検討していることを相談すれば、いくつかよい事業所などをアドバイスしてくれる場合もあるかもしれないからね。
⑤事業所のHPをみたり口コミも確認する
きちんとした事業所であれば、ネット上にホームページを開設し、取り組んでいる職業スキルやカリキュラムの紹介、支援員の紹介、就職率や職場定着率といつた就職支援支援実績が掲載されています。
また、Googleなどネット上の口コミの場所もありますので、チエックしてみるのも参考になるかもしれません。
そういった内容を確認した上で、気になる事業所には見学を申し込みしたり、体験をしたりしながら、最終的に通所する事業所を決めていきましょう。



人生で2年間しか利用できない就労移行支援って、初めて利用する人が多いと思うので、ホームページなどでもその事業所のことをしっかり知って選択することが大切だよね。



そうそう。
私は、5つの事業所を見学したので、最後はもう一度ホームページで確認して、自分に合う事業所を選択したよ。



こうやって就労移行支援を選んでいき、無事に就職活動の段階に入った際は、
ハローワークだけでなく障害者向けの転職エージェントも活用して求職していくといいよ。



そうだよね。
障害の種類(身体・精神・知的)も幅広くサポートしている【dodaチャレンジ】や細やかな求人掲載が魅力のアットジーピー【atGP】からまずは登録して利用してみるといいよね。
この2つは全国の求人を扱っているからね。



いいね。
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*身体障害は全国、精神障害は東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪の対応
20代から50代まで幅広く対応し、利用者の約60%が、転職後の年収は300万円以上だよ。
*2018年 全国平均



【ランスタッド】は世界最大級の総合人材サービス企業だよね!
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ちなみに、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)と大阪の求人紹介なら、身体・知的・精神障害を幅広くサポートする【障害者雇用バンク】もあるよ!
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就労移行支援事業所
- 各地に事業所展開【LITALICOワークス】
- 500種類以上のプログラム【Cocorport】
- 働く未来をあきらめない【ミラトレ】
- 発達障害専門トレーニング【atGPジョブトレ発達障害コース】
- WebデザインやITスキル【atGPジョブトレIT・Web】
- AIやデータサイエンス【Neuro Dive】
*日本全国に事業所がないものもありますので、ご自身の地域にあるかはご確認ください。
まとめ


今回の記事では、就労移行支援は 【ひどい】と言われる理由と自分に合う事業所の選び方と題して、以下の内容をご紹介しました。
- なぜ就労移行支援はひどいと言われるのか
- 就労移行支援事業所を途中でやめたり変更するには
- 就労移行支援が向いている人・向かない人
- 自分に合う就労移行支援事業所の選び方
そして、就労移行支援を利用して就職する場合に自分に合う事業所を選ぶポイントは、以下の通りです。
- 障害の自己理解を深めておく
- 複数の事業所に入所前に見学に行く
- 就職支援実績を確認する
- 役所やハローワークから紹介してもらう
- 事業所のHPをみたり口コミも確認する
結論として、自分に合う職場や企業と出会って一般就労するには、以下の方法で就職までの支援を受けることが大切です。



就労移行支援事業所は、就職相談はもちろん、施設見学をしたりカリキュラムや支援実績を確認したりして決めることが大事だよ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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