「障害者雇用の面接が通らない…」
「最終面接での注意点はある?」
「どうしたら最終面接の通過率が上がる?」
難関の書類選考や一次面接を通過して、こんなふうに最終面接に向けての対策に悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
障害者雇用での採用を目指すには、企業の視点を知って最終面接の対策までをしていくことが大切です。
今回の記事では、以下のことをご紹介します。
- 障害者雇用の内定までの流れ
- 面接に落ちる主な原因
- 面接での不採用サイン
- 最終面接通過率を上げる5つのコツ
結論として、障害者雇用での最終面接での通過率をUPするには、一人で活動をせず以下の方法で支援を受けることが大切です。

記事の最後に、お勧めの就労移行支援や転職サイト・エージェントも紹介するよ。
是非この記事を最後まで読んでいただき、最終面接の通過を目指していってください。
障害者雇用 内定までの流れ


- 採用までの流れ
- 各段階の通過率



詳しく紹介していくよ。
採用までの流れ
一般的な障害者雇用の採用までの流れは、以下のようになります。
書類選考通過率は低く、一次面接に進める割合は3-10%ともいわれるます。



障害名と等級、職歴のブランク、転職回数、応募条件を満たしているか、書類の不備はないかなどチエックされているよ。
実際に会ったりWEB面接することで、応募書類の内容と人物のマッチングが行われます。
「安定して長く働けそうか」「二次面接に進めてもいよい人物か」という減点法で評価されています。



ここで適正検査を行う企業もあるよ。



一次面接で通過できなかった場合は、応募書類と実際の人物にミスマッチを企業が感じたということなんだよね。
加点法による評価で、「人間性」「協調性」「実務経験やスキル」「志望動機」「将来へのキャリア形成の考え」などが見られています。



5年後・10年後、職場でどうなっていたいかなどの質問もされることがあるよ。



応募者がどのように企業に貢献できそうかがみられているみたいだね。
経営幹部による面接で、応募者の入社意欲や企業への理解を確認するなど経営的視点からの評価や、企業として適切な障害への配慮が可能かなどが判断されます。



応募者が書類選考や一次・二次次面接を通過した後の段階で、企業がほぼ内定を出す意向を持っているために、最終面接の通過率は高めだよ。
各段階の通過率
障害者雇用における、各段階での選考通過率は以下の程度といわれています。
- 書類選考:3〜10%程度
- 一次面接や適性検査:50%~70%程度
- 二次面接:55%から70%程度
- 最終面接:80%



最初の書類選考が一番難関そうだね。



そうだね。
その後は確立が上がっていくね。
ただし、最初の書類選考が最初の難関であることなどもあり、最終面接の通過率は非常に限られた割合であるとも言えます。
第一段階の書類選考の通過に苦戦している方は、以下の記事を参考にしてください。


障害者向け転職サイト・エージェント
- 細やかな情報掲載と全国求人の【atGP】
- 身体・精神・知的障害を幅広くサポート【dodaチャレンジ】
- 首都圏・関西地域中心なら【マイナビパートナーズ紹介】
就労移行支援事業所
- 各地に事業所展開【LITALICOワークス】
- 500種類以上のプログラム【Cocorport】
- 働く未来をあきらめない【ミラトレ】
- 発達障害専門トレーニング【atGPジョブトレ発達障害コース】
- WebデザインやITスキル【atGPジョブトレIT・Web】
- AIやデータサイエンス【Neuro Dive】
*日本全国に事業所がないものもありますので、ご自身の地域にあるかはご確認ください。
面接に落ちる主な原因


面接で落ちる原因
先にご紹介したように、面接段階でチエックされているポイントはありますが、一言でいうと以下が落ちる原因です。



応募書類を通過できる時点で、採用の可能性が高いともいえるからね。
面接での不採用原因は、具体的に以下のようなものがあります
- ①質問への回答のズレ
-
面接官の質問に対して、的確な回答ができないことは、大きな減点ポイントです。
採用後もコミュニケーションが取れないと思われてしまうよ。
- ②障害の特性や対処法の説明不足
-
自身の障害について明確に説明できないと、企業側が不安に感じてしまいます。障害の特性や、それに対してどのように対処しているかの具体的説明が面接では必要です。
多くの企業は、どの障害に対しても「障害者を雇用するイメージやノウハウがない」、「会社内に適当な仕事があるか」ということに悩んでいるんだよね。
- ③配慮事項の不明確さや不適切さ
-
障害の自己理解を深めたうえで、面接時には、自分が必要とする配慮について仕事に適切な範囲で明確に伝える必要があります。
仕事に関係ない範囲や自己対処なくあれこれ求めることには注意が必要だよ。
- ④前職退職理由の他責性
-
前職の退職理由が他者に責任を押し付けるような内容であると、採用担当者からの印象が悪くなります。
退職にはいろんな理由があると思うけれど、他責で伝えてはダメだね。
- ⑤業務スキルや経験の不足
-
応募した職種に必要なスキルや経験が不足していると面接時に分かった場合は、採用には繋がりにくくなります。
- ⑤就労意欲の低さ
-
面接での発言や回答で、仕事に対する情熱や具体的なビジョンがなく就労意欲が低いと感じさせてしまうと、採用の可能性が低くなります。
- ⑥一方的で長い会話
-
面接は双方向のコミュニケーションです。応募者が一方的に話し続ける・結論を言わずに前置きから長々と説明をすると、面接官に対して良い印象を与えません。
結論から話す、業務に関連して回答するなどは練習が必要だよね。
- ⑦心身の安定性の欠如
-
実際に会ったりWEBで面接したりした中で、就労に必要な心身の安定性が欠如していると判断された場合、企業は採用を控えることがあります。
離職率の高い障害者雇用では、企業は「安定して長く働く人材」を求めているからね。
- ⑧企業側の障害理解不足
-
面接で詳しく障害の説明を受ける中で、企業側が障害について十分な配慮が出来ないと判断した場合、不採用となることがあります。
企業にとって、合理的配慮の提供の義務は、「過重な負担」を及ぼすこととなる場合を除くことになっているからね。
面接で不採用になる理由は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。


面接での不採用サイン


面接中の面接官の態度や状況から、不採用のサインを読み取ることが出来ることもあります。



不採用のサインには、以下のようなものがあるよ。
- 面接官の反応がそっけない:面接官の反応がそっけなかったり、興味を示していない場合、不採用の可能性があります。
- 面接時間が短い:予定よりも面接時間が短く終わった場合、不採用のサインであることがあります。
- アピール内容への否定的反応:自分の強みや経験についてアピールした際に、否定的な反応が返ってくる場合は、不採用のサインの可能性があります。
- 面接官がメモを取らない:面接官が全くメモを取らない場合、興味を持たれていない可能性があります。
- 面接後の見送りが丁寧でない:見送りがそっけない場合も、面接間の心のうちが現れた不採用のサインの場合があります。
- 仕事に関係ない雑談が多い:面接中に仕事に関係ない雑談が多い場合、応募者に興味がない状態を示していることがあります。
これらのサインを感じ、実際に面接の通過ができなかった場合は、次回の面接に向けて改善点を検討しましょう。



ただし、面接中にこれらのサインを感じても、本当に選考通過できないかはこの時点ではわからないよ。



サインを感じたとしても、社会人としてマナーある態度で最後まで面接をやり切ることも大切だよね。
最終面接通過率を上げる5つのポイント


ここからは、書類選考や一次面接を通過した方に向けて、二次面接や最終面接の通過率をUPさせるポイントをご紹介していきます。
- 応募書類や一次面接などの振り返り
- 障害の自己理解と企業研究の確認
- 専門の就労支援機関での面接対策
- 身だしなみを整え、良い印象を与える
- 質問の意図を理解し、的確に回答する



詳しく紹介していくよ。
①応募書類や一次面接などの振り返り
先にもご紹介しましたが、難関の書類選考を通過しても面接まで不採用になる原因は
履歴書や職務経歴書の応募書類で記載していることや、一次面接で回答したことを振り返り、二次面接や最終面接で内容の食い違いなどが起こらないように、再度内容を確認して準備していきましょう。



一次面接で聞かれた質問や自分が回答した内容は、その日のうちにメモをしておくと、この対策に役立つね。



ちなみに
最終面接などで聞かれやすい質問は以下のようなものがあるよ。
- 自己PR
- 職務経歴
- 志望動機
- キャリアプラン
- 障害への配慮事項
②障害の自己理解と企業研究の確認
改めて、自分自身の障害の現状を適切に説明し配慮事項を伝えられるようにしましょう。
また、企業のことを再度確認し、志望動機や自己PRの一貫性をもたせましょう。企業貢献できることを適切に伝えることができるようにまとめておくことが大切です。



業務上の配慮事項は、仕事に適切な範囲で的確にね。
③専門の就労支援機関での面接対策
一次面接もそうですが、面接練習や対策は各段階で必ず行いましょう。
一次面接で企業に伝えたことを踏まえて模擬面接を行うことで、本番の面接に慣れることができます。
障害者雇用を理解した面接官など第三者からのフィードバックを受けることで、自分の改善点を見つけることができます。



模擬面接の練習は、通所している就労移行支援事業所の職員、登録している転職エージェント、ハローワークなどで対応してもらえるよ。



私は、通所している就労移行支援で、応募書類が通過した時から面接の段階ごとに、場面想定をして面接練習をしてもらっているよ。



いいね。
身体・精神・知的障害を幅広く扱う【dodaチャレンジ】や詳細な求人情報が魅力のアットジーピー【atGP】も利用すると、エージェントから求人紹介だけでなく、面接サポートなども受けることが出来るよ。
ちなみに、首都圏・関西地域中心の求人紹介なら【マイナビパートナーズ紹介】もあるよ。
*障害者向け転職エージェントは障害者手帳を取得している方が利用可能です。
最終面接に限らず、応募書類が通る前から、支援機関で面接練習を対応してもらっておくことがお勧めだよ。
④身だしなみを整え、良い印象を与える
一次面接同様に二次面接や最終面接でも、清潔感のある服装を心がけ、身だしなみを整えて面接に臨むことで、好印象を与えることを心がけましょう。
第一印象や社会人としての基本的なマナーが欠如していると、面接で不利になります。服装、言葉遣い、挨拶などの基本を見直しましょう。



特に通所して就労移行支援事業所では、面接本番前の通所時にスーツで通所して身だしなみの確認をしてくれたりもしてくれる事業所もあるよ。



私も、通所している就労移行支援事業所の職員さんには、事前に服装やカバン、髪型、メイクの相談をしたり、実際にチエックをしてもらっていて、すごく助かっているよ。
⑤質問の意図を理解し、的確に回答する
先にもご紹介してきましたが、面接の場面では
質問を繰り返したり、少し時間を取って考えたりしても良いので、適切な回答を心がけましょう。



先の①や②で最終確認してきたことや、支援機関で面接対策してきたことをここで発揮しよう!



質問の意図をとらえ、結論から話すなどいくつかのポイントがあったね!
コミュニケーションをとりながら話すことが大切だよ。
ただし、障害者雇用で採用を目指すことは狭き門とも言えますので、是非以下の記事も参考にしてください。




障害者向け転職サイト・エージェント
- 細やかな情報掲載と全国求人の【atGP】
- 身体・精神・知的障害を幅広くサポート【dodaチャレンジ】
- 首都圏・関西地域中心なら【マイナビパートナーズ紹介】
就労移行支援事業所
- 各地に事業所展開【LITALICOワークス】
- 500種類以上のプログラム【Cocorport】
- 働く未来をあきらめない【ミラトレ】
- 発達障害専門トレーニング【atGPジョブトレ発達障害コース】
- WebデザインやITスキル【atGPジョブトレIT・Web】
- AIやデータサイエンス【Neuro Dive】
*日本全国に事業所がないものもありますので、ご自身の地域にあるかはご確認ください。
まとめ


今回の記事では、障害者雇用【最終面接の通過率】UP!内定を高める5つのポイントと題して、以下の内容をご紹介しました。
- 障害者雇用の内定までの流れ
- 面接に落ちる主な原因
- 面接での不採用サイン
- 最終面接通過率を上げる5つのコツ
結論として、
障害者雇用での最終面接の通過率を高めるポイントは、以下の5つです。
- 応募書類や一次面接などの振り返り
- 障害の自己理解と企業研究の確認
- 専門の就労支援機関での面接対策
- 身だしなみを整え、良い印象を与える
- 質問の意図を理解し、的確に回答する
そして、障害者雇用での最終面接での通過率をUPするには、一人で活動をせず以下の方法で支援を受けることが大切です。



就労移行支援事業所は、就職相談はもちろん、施設見学をしたりカリキュラムや支援実績を確認したりして決めることが大事だよ。
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障害専門の転職サイト・転職エージェントも、無料で登録し利用できるよ。
障害の種類なども含め基本情報の登録することで、サポートを受けたり求人応募が出来るようになるよ。
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*今後、おすすめの就労移行支援事業所や障害者専門の就職サイト・エージェントを詳しく紹介していきますので、しばらくお待ちください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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