障害者雇用 【契約社員から正社員】へ!正社員を目指す3つのコツ

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「障害者雇用でも正社員になれる?」
「契約社員から正社員を目指せる?」
「どうすれば正社員で働くことが出来る?」

障害者雇用での採用を目指して就職活動をしている方の中には、正社員で働くことを希望している方もおられるのではないでしょうか。

障害者雇用では、はじめから正社員雇用での求人は少ないため、正社員雇用で働く事を目指すには、障害者雇用の現状を知って契約社員などから段階的に正社員を目指すことも必要かもしれません。

今回の記事では、以下のことをご紹介します。

  • 障害者雇用における雇用形態の現状
  • 障害者雇用の正社員になるメリット・デメリット
  • 正社員雇用で働くための2つの方法
  • 契約社員から正社員を目指す3つのコツ



結論として、障害者雇用で正社員雇用で働くためには、以下の方法で就職までの支援や就職後の定着支援を受けることが大切です。

就労移行支援事業所などの支援機関の利用や、障害者向け転職エージェントからの求人応募

記事の最後に、お勧めの就労移行支援や転職サイト・エージェントも紹介するよ。

この記事を最後まで読むことが、正社員で働きたい方のための就職活動のヒントになれば幸いです。

目次

障害者雇用における雇用形態の現状

雇用形態の現状


  • 障害者雇用の主な求人形態
  • 障害別 正社員雇用割合と平均賃金
  • 契約社員での求人が多い理由
  • 契約社員から正社員への登用は可能?
  • 無期雇用契約社員をめざす方法もある

詳しく紹介していくよ。


障害者雇用の主な求人形態

障害者雇用においては、正社員雇用からスタートできる求人は少なく、一番多い求人の形態は、契約社員となっています。

そのほかパートやアルバイトなども含めると求人の約9割が非正規雇用での求人となっています。

どおりで、ハローワークをみていると正社員求人が少ないわけだ。

そうだね。
最初から正社員雇用で働ける求人に応募したいのであれば、正社員の求人が多い【dodaチャレンジ】アットジーピー【atGP】などの障害者向け転職サイト・エージェントを利用するのがいいよ。
*dodaチャレンジは、障害者雇用を希望する方のエージェントのため、障害者手帳を取得してからの登録になります。


障害別 正社員雇用割合と平均賃金

正社員雇用で働いている障害者の割合は、以下の通りです。



また、障害別の平均賃金は以下の通りです。

賃金とは、給料・手当・賞与など労働の対償として事業主が労働者に支払うすべてのものを指しているよ。

参考:令和5年度障害者雇用実態調査

正社員雇用の割合も平均賃金も、障害によって差があるんだね。


障害別平均賃金の差においては、正社員雇用か非正規雇用かの雇用形態の差や、フルタイムか時短勤務をしているかの労働時間の差が関係しています。

身体障害者の平均賃金が高めなのは、正社員雇用で働く割合が他の障害に比べて高いからでもあるね。



契約社員での求人が多い理由

障害者雇用の求人において、正社員ではなく契約社員などの非正規雇用での求人割合が多い理由は以下の通りです。

  • 企業側の理由
    最初からどれくらい働けるかわからない
    配慮が必要なため
    障害者は一般労働者よりも離職率が高い
    フルタイム勤務が難しい障害者がいる
  • 障害者側の理由
    障害などが理由でフルタイム勤務が難しい
    障害に配慮し、責任が伴う業務を望んでいない

障害者全員がフルタイム勤務や正社員雇用を希望しているとは限らないんだね。


契約社員から正社員への登用は可能?

結論として、

契約社員から正社員への登用は、障害者雇用においても企業で取り組まれているため可能です。


ただし、

契約社員など非正規雇用から正社員への登用転換をするかは、その企業の方針によります。

そのため、個々の企業の障害者雇用において、以下のことを確認してから応募することが大切です。

  • 正社員雇用に転換予定がある企業か
  • 実際に障害者を正社員に転換した実績があるか
  • 入社後どれくらいで正社員に切り替えていくか

残念ながら、求人の詳細に「正社員登用あり」とあっても、まだ実績のない企業かなりの年数を要す企業もあるからね。


「無期転換社員」をめざす方法もある

ちなみに、

応募したい企業において正社員登用への取り組みがない場合や、正社員になりたい目的が「長期的な安定就業」であれば、無期転換社員を目指すという選択肢もあります。


「有期労働契約が5年を超えて更新されたときに、労働者の申込みによって無期労働契約に転換した社員」のことで

厚生労働省の「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト」に詳しくは紹介があります。

無期転換ルールは、同一の使用者(企業)との間で、有期労働契約が5年を超えて更新された場合、 有期契約労働者(契約社員、アルバイトなど)からの申込みにより、期間の定めのない労働契約 (無期労働契約)に転換されるルールのことです。契約期間が1年の場合、5回目の更新後の1年間に、 契約期間が3年の場合、1回目の更新後の3年間に無期転換の申込権が発生します。
有期契約労働者が使用者(企業)に対して無期転換の申込みをした場合、無期労働契約が成立します (使用者は断ることができません)。

無期転換の概要 契約社員、アルバイトなどの方 | 有期契約労働者の無期転換サイト (mhlw.go.jp)


契約社員・準社員・メイト社員・アルバイト・パートタイマーなど、契約期間に定めのある場合はすべて「無期転換ルール」の対象だよ。

契約期間に定めのある場合は、その名称にかかわらず、すべて「無期転換ルール」の対象

こんなルールがあるなんて知らなかった!

障害者の就職と定着をサポート

障害者向け転職サイト・エージェント

就労移行支援事業所

障害者雇用の正社員になるメリット・デメリット



ここでは、障害者雇用の正社員登用になるメリットとデメリットを紹介していきます。

正社員のメリット

障害者雇用の正社員で働くメリットには、以下のようなものがあるよ。

  • 福利厚生の充実
    正社員になることで受けられる福利厚生の充実が期待できます。企業への貢献度によって昇給や昇進の可能性もあります。
  • 簡単に解雇されない・定年まで働ける
    正社員は、雇用期限のない「無期雇用」になるため、自分で中途退職する・問題を起こして解雇される・会社が倒産するなどがない限りは、定年まで安定して働くことができます。
  • 責任ある業務の担当
    正社員になることで、責任ある業務が任されることが増えます。業務貢献できることは仕事のやりがいに繋がります。

ちなみに、

障害者雇用で正社員になると、福利厚生は一般雇用の正社員と同じ上、障害者雇用は解雇要件が非常に厳しいので解雇されづらくなるよ。


正社員のデメリット

障害者雇用の正社員で働くデメリットには、以下のようなものがあるよ。

  • 責任の増加
    契約社員などの非正規雇用とは違い、正社員になることで生じる業務責任があります。
  • 労働時間の延長や環境の変化
    労働時間や休日出勤での業務負担の増加、転勤の可能性がある場合があります。

自分の障害の現状を考慮して、デメリットも知った上で正社員で働くかを選択したほうがよさそうだね。


正社員雇用で働くための2つの方法



正社員で働くための方法は以下の2つです。

  1. 正社員雇用求人に応募する
  2. 契約社員から正社員を目指す

詳しく紹介していくよ。


①正社員雇用求人に応募する

障害者雇用の正社員求人の掲載がある主な場所については、以下になります。

  • ハローワークの障害者雇用求人
  • 障害者向け転職サイト・エージェント
  • 障害者向けの合同企業説明会・面接会

私はハローワークだけでなく、身体・精神・知的障害を幅広く扱う【dodaチャレンジ】詳細な求人情報が魅力アットジーピー【atGP】などの転職サイト・エージェントも登録して障害者向けの求人情報を得ているよ。

いいね。この2つは首都圏だけでなく全国の求人を扱っているからね。

首都圏・関西地域中心の求人紹介なら【マイナビパートナーズ紹介】もあるよ。
*障害者向け転職エージェントは障害者手帳を取得している方が利用可能です。

そうそう。
なにより、大手企業などの正社員雇用求人正社員登用予定あり求人の割合が高いからね。


また、障害者向けの合同企業説明会・面接会については、ハローワーク主催や障害者向け転職サイト主催などで、各地域において年に数回行われています。全ての求人ではありませんが、正社員雇用での求人もありますので、是非参加してみましょう。

私は、通所している就労移行支援事業所からの案内や同行サポートもあって、ハローワークの合同企業面接会やクローバーナビの合同企業説明会に参加したよ。

それもいいね。
合同企業説明会・面接会は、企業の採用担当に直接会って質問したりその場で応募できる貴重な機会だよね。

そうそう。
また、他の就職活動をしている障害者の方の様子も見れて、良い経験になったよ。

②契約社員から正社員を目指す

障害者雇用においては、以下のことにより、契約社員などの非正規雇用から正社員を目指すことも大切な方法です。

  • はじめから正社員雇用で採用する求人が圧倒的に少ないこと
  • 働いてみないとその職種や環境が自分に合うかわからないこと

ちなみに、

障害者雇用で就職を目指す場合は、一人で就職活動をせず、障害者向けの就労支援機関を活用することも大切です。

私は、初めて障害者雇用での就職を目指しているので、就労移行支援事業所に通所して、職業スキルを身に着けたり、個別の就職支援も受けているよ。就職後は定着支援を受けることが出来るのも魅力なんだ。

それはいいね。
大手企業などの障害者雇用求人では、就労移行支援事業所に通所していて就職後の定着支援を受けることができる障害者を採用の前提にしている場合もあるくらいだからね。

そうそう。
就労移行支援事業所に通所しているから応募できたり採用の可能性が高かったりする求人があることを知ったよ!


ただし、障害者雇用での採用を目指すことは狭き門でもあるとも言えますので、是非以下の記事も参考にして就職活動を進めてみてください。

障害者の就職と定着をサポート

障害者向け転職サイト・エージェント

就労移行支援事業所

契約社員から正社員を目指す3つのコツ

契約社員から正社員を目指すコツ


  • 企業の正社員登用実績の確認
  • フルタイムで働く体力
  • 正社員への企業視点を確認し満たす

詳しく紹介していくよ。


①企業の正社員登用実績の確認

先にも少しふれましたが、契約社員から正社員登用を目指したい場合は、以下のことをよく確認して、契約社員の求人に応募しましょう。

  • 契約社員から正社員への切り替えの取り組みがある企業か
  • 障害者雇用において正社員登用の実績が実際にある企業か
  • 入社からどれくらいで正社員に登用切り替え予定か

ハローワークや障害者向け転職サイトの求人詳細情報で確認したり、転職エージェントの担当を通じて確認するのが確実だよ。

②フルタイムで働く体力

正社員として働くためには、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を満たす体力や、症状が安定していることが必要です。

一部の企業では「短時間正社員」制度を導入していますが、まだ多くの企業で採用させている制度までではないからね。

フルタイムで働ける土台が必要ということだね。

その企業の正社員雇用の求人がある場合は、求人欄で勤務時間を確認してみましょう。

また、障害者雇用であっても企業によっては残業が発生する場合があります。月平均残業時間などの情報を事前に確認しておくことも大切です。

③正社員への企業視点を確認し満たす

契約社員で働き始めたら、正社員を目指すために以下の3つの視点を企業側が評価する点として意識しましょう。

  • 症状や勤怠が安定しているか
    障害の症状が安定し勤怠の安定もしていることは、企業が正社員登用を判断する際の重要な要素です。なぜなら「長期的に安定して就労が出来る人」と見てもらえるからです。障害の症状が安定して勤怠も安定している必要があります。
  • 協調性があり職場に馴染めているか
    企業ごとに違う職場環境に馴染めているかは、雇用された勤務条件業務・障害者の障害特性にマッチしているかどうかを意味します。また、職場の人と協力して業務を遂行していくことができるかも、企業で働く大切なポイントになります。
  • 企業の求める業務遂行能力があるか
    正社員になるには、その職種や企業が求める業務遂行能力がある必要があります。業務に必要な職業スキルの習得や社会人としてのマナーが確認されています。


ここまで、障害者雇用で正社員を目指す方法についてご紹介してきましたが、以下の記事にてより詳しく紹介していますので是非参考にしてください。

まとめ

今回の記事では、障害者雇用 【契約社員から正社員】へ!正社員を目指す3つのコツと題して、以下の内容をご紹介しました。

  • 障害者雇用における雇用形態の現状
  • 障害者雇用の正社員になるメリット・デメリット
  • 正社員雇用で働くための2つの方法
  • 契約社員から正社員を目指す3つのコツ


結論として、

障害者がある方が契約社員から正社員を目指すコツは、以下の3つです。

  • 企業の正社員登用実績の確認
  • フルタイムで働く体力
  • 正社員への企業視点を確認し満たす



そして、障害者雇用の正社員雇用での働くことを目指すには、以下の方法で就職までの支援や就職後の定着支援を受けることが大切です。

就労移行支援事業所などの支援機関の利用や、障害者向け転職エージェントからの求人応募


就労移行支援事業所は、就職相談はもちろん、施設見学をしたりカリキュラム支援実績を確認したりして決めることが大事だよ。

\ お勧め就労移行支援事業所 /



障害専門の転職サイト・転職エージェントも、無料で登録し利用できるよ。

障害の種類なども含め基本情報の登録することで、サポートを受けたり求人応募が出来るようになるよ。

\ お勧め転職サイト・エージェント /

*今後、おすすめの就労移行支援事業所や障害者専門の就職サイト・エージェントを詳しく紹介していきますので、しばらくお待ちください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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